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復興交流館について

 葛尾村復興交流館あぜりあ(以下「復興交流館」)は、葛尾村の中心部に2018年6月に完成した交流施設です。東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故による全村避難からの復興のシンボルとして、つながり・絆を深めるための活動や交流を推進し、にぎわいと活力ある村づくりに活用するため、葛尾村が建設したものです。
 葛尾村を訪れた方々を含め多くの皆さまにご利用いただきたいと思っております。

 復興交流館の運営・管理は、一般社団法人葛尾むらづくり公社が受託しております。

 『場所』を通じて『人』と『人』を『繋ぐ』ことによりにぎわいや活力を創出することを基本理念とし、復興交流館の運営を通じて葛尾村の魅力を発信し、村民の皆さまの「拠り所」「絆や生きがいを感じられる拠点」となるよう、また交流人口の増加につながるよう役割をしっかり果たしていきたいと考えております。

 職員一同、皆さまのご来館を心よりお待ちいたしております。

◆◆建築仕様
 敷地面積:6693.28平方メートル
 建築面積:999.96平方メートル
 延床面積:936.43平方メートル
 木造(縦ログ構法・在来軸組構法、一部CLT)
 平屋(一部2階部分あり)
 駐車台数:普通車51台、大型車2台

誕生ヒストリー

復興交流館活用検討委員会

 2016年(平成28年)10月から3度にわたり、住民を交えた検討会が開かれました。その際に初めて交流館の完成イメージが公になり、交流館の活用に関する基本方針を取りまとめました。また「かつらおサークルミーティング」の日大分科会では、敷地内に建つ蔵を施設の一部とし『葛尾の伝統を継承し、みんなで居場所をつくる』という理念のもと、どんな場を目指すか議論が交わされました。

各種ワークショップ

 2018年(平成30年)春の完成・オープンが近づき、みんなに親しみを持っていただけるよう「つかいてワークショップ」を開催しました。当日は建設中であった交流館の現場見学会に加え、どんな場所で、どんなことが出来るか検討委員会の振り返りを行い、活用方法について具体的に話し合いました。

ワークショップを重ねて出来上がった完成予想図。

 また、以前から分科会で検討していた、古材【百石の家(下葛尾)】の利活用方針を実践する機会として、「ものづくりワークショップ」を開催し、三春町恵下越団地内の「夢工房葛桜」にて、交流館の家具としてカウンターテーブル各種を住民&学生(日大工)で製作しました。他にも、蔵外壁の仕上げを住民と学生で行いました。

施設名称について

 一般に施設名称を公募し、村の花であるツツジを英訳した「あぜりあ」とすることで決定しました。

グッドデザイン賞受賞

葛尾村復興交流館あぜりあは、2020年度にグッドデザイン特別賞をいただきました。当館の評価のポイントは、以下の3点です。

  • 百石の家の古材活用、蔵の保存、及び住民参画型の活動行い、土地の記憶と住民活動を継承した。
  • 川に沿って建物を配置し、盆踊りなどを行うことができる広場がある空間となった。
  • 地域材を活用する縦ログ構法を採用し、古材等の震災前の部材と繋がりながら先進的な木構造の建物となった。

詳細については、以下のサイトをご覧ください。

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